@article{oai:meiji.repo.nii.ac.jp:00007983, author = {杉﨑, 信吾}, journal = {明治大学教養論集}, month = {Jan}, note = {Article, 1908年11月10日朝、ジェイムズ・ジョイスは弟スタニスラウスのアパートを訪れ、留守の弟にメモを遺した: すまないが午前中にちょっと来てくれ。ためている部屋代のことでまたごまかされそうだ。正確な金額が書き留めてあったらお前のノートブックを持って来て欲しい。できたら12時前に来てくれ。―入れ違いに戻ってメモを見た弟は、誰が行くものかと思う。そして日記2)に観る限り、本当に行かなかったようである。この数日、兄弟はトリエステに来て以来何度目かの絶縁状態にあった。「お前のノートブック」とは、スタニスラウスが1冊48頁の簡素な“exercise book”何冊にも書き継いでいた日記を指すものと思われる。}, pages = {75--91}, title = {異郷のアリとキリギリス : トリエステにおけるジョイス兄弟の経済}, volume = {341}, year = {2001} }