@article{oai:meiji.repo.nii.ac.jp:00005322, author = {内村, 和至}, journal = {文芸研究}, month = {Mar}, note = {Article, ロードスのアポロニオスによれば、英雄イアソンはアルゴー船を仕立て、金羊の毛皮を求めて旅をし、艱難の末、目的の地コルキスに辿り着いた。コルキス王アイエテスは面従腹背、難題を持ちかけてイアソンを殺そうとしたが、イアソンに恋をした王女メディアの手助けによって、イアソンは金羊の毛皮を手にし、メディアを伴って、コルキスを逃れ去ったのである(『アルゴナウティカ』)。というだけでは、何のことはないような神話だが、私がこの話に心引かれるのは、実はメディアは恋する乙女というだけではなく、魔女でもあるということだ。メディアは地母神ヘカテを呼び出して魔術を行う。ヘカテが魔術を施すのは夜道の十字路や三叉路で、そのため、ヘカテは月の女神に因んで「三叉路のアルテミス」とも呼ばれる(大修館『ギリシア・ローマ神話辞典』)。}, pages = {17--28}, title = {文芸メディアの冒険-アルゴナウティカの行方-}, volume = {123}, year = {2014} }