@article{oai:meiji.repo.nii.ac.jp:00013179, author = {牧野, 有通}, journal = {明治大学人文科学研究所紀要}, month = {Mar}, note = {Article, この数年間日本でも頻繁に用いられる「ミレニアム」(Millennium)という言葉は、『新約聖書』の「ヨハネの黙示録」第二十章一節から六節までに記されている予言、すなわちキリストが復活してこの世を支配する千年の時間、一般に「至福千年」と呼ばれるものに由来するものである。それ以前の時空は、サタンの支配するありとあらゆる災難そして戦争の連続する夢魔的な歴史であり、それが終結してサタンは幽閉され、「イエスの証しをなし、神の言葉を伝えたために首を切られた人々の霊」などが「生き返って、キリストと共に千年の間、支配」する理想的な時空になると予言されている。しかし「至福千年」の始まるはずの2001年は、「至福」とは裏腹に、まさしくその逆を地でいくような、キリスト教国であり、かつ資本主義の盟主にして世界最強の超大国でもあるアメリカの中枢に対する、史上最悪の破滅的テロ事件によって始まったといえる。}, pages = {395--411}, title = {アメリカ・イデオロギー研究-メルヴィルの視界に浮かぶ戦争-}, volume = {52}, year = {2003} }